2008年11月25日
清水の幻想の夜
今年最後の3連休はあっという間に終ったが、筆者はその一日を利用して、清水の滝での夜間イベント「紅葉ライトアップ・竹灯り」を見物して来た。これは11月15日から24日まで催された、滝やその周りの紅葉を夜間だけライトアップしたり、散策路を無数の行灯で飾り立てたりするというもの。この季節の小城の代表的集客イベントであり、ライトや行灯の設置・点灯など、ずいぶんと手間ひまの掛かったビッグプロジェクトなのだ。
しかし行ってみて驚いた、これがあの清水なのか。いやもう人と車の多いこと。お客を送迎するバスは満員だし、狭い駐車場は乗用車であふれ返っている。あふれ出た車は道路に列をなし、どこまでも路肩駐車のオンパレードだ。あたりは闇の中を行き来する無数の人影と、警備員の振る誘導棒の明りが混ざり合い、もう何かの夜間工事の現場といった慌ただしさ。どこの有名観光地かと思うほどの賑わいじゃないの。


誘導路にしたがい、清水川沿いに滝壺を目指し登って行く。暗い道の両脇には、驚くほどの数の明りが揺らめいている。よく見ると一つひとつは、竹筒を加工したものやペットボトルだ。それらを和紙で覆い、中に灯したロウソクの明りで輝かせている。チープな手法だがこれが恐るべき数となり、闇の中で見るとまるで幻想の世界のように妖しく美しい。「まあ」とか「きゃあ」とかいう、女性や子供の嘆声があちこちから聞こえる。
小さな明りは滝壺の周辺にもあふれていた。よくもまあこれほど設置したものだが、これらの行灯を日々点灯したり消したりする人も大変だろう。感心しながら滝を見上げると、そこだけはやや弱いスポットライトがぼんやりと、白く落ちる水の筋を照らし出していた。う〜ん、これがもう少し見事だったらなあ。

それにしてもこの人の数、滝壺を巡る黒い影はひっきりなしだ。足元が危ないので事故が起きないかとやや心配だが、イベントとしてはこれはもう大成功といえるだろう。なにより女性の心を掴んでいる。女性はこういう妖しく美しいものが大好きなのだ。清水の滝の名声はさらに広がり、地元の鯉料理屋さんもきっと大喜びのはずだ。
このイベントの成功の原因は、やはりテレビの露出に尽きるんじゃないのかな。なにしろNHKや民放のニュースで何度も紹介されたので、筆者もつい気になってしまったほどだ。何ごとも繰り返し宣伝することの効果は、かのゲッペルスも証明しているものなあ。人々の熱意と地道な努力の上に、クールな宣伝戦略が加われば、こうしたイベントは結構うまく行くということなのだろう。
しかし行ってみて驚いた、これがあの清水なのか。いやもう人と車の多いこと。お客を送迎するバスは満員だし、狭い駐車場は乗用車であふれ返っている。あふれ出た車は道路に列をなし、どこまでも路肩駐車のオンパレードだ。あたりは闇の中を行き来する無数の人影と、警備員の振る誘導棒の明りが混ざり合い、もう何かの夜間工事の現場といった慌ただしさ。どこの有名観光地かと思うほどの賑わいじゃないの。


誘導路にしたがい、清水川沿いに滝壺を目指し登って行く。暗い道の両脇には、驚くほどの数の明りが揺らめいている。よく見ると一つひとつは、竹筒を加工したものやペットボトルだ。それらを和紙で覆い、中に灯したロウソクの明りで輝かせている。チープな手法だがこれが恐るべき数となり、闇の中で見るとまるで幻想の世界のように妖しく美しい。「まあ」とか「きゃあ」とかいう、女性や子供の嘆声があちこちから聞こえる。
小さな明りは滝壺の周辺にもあふれていた。よくもまあこれほど設置したものだが、これらの行灯を日々点灯したり消したりする人も大変だろう。感心しながら滝を見上げると、そこだけはやや弱いスポットライトがぼんやりと、白く落ちる水の筋を照らし出していた。う〜ん、これがもう少し見事だったらなあ。

それにしてもこの人の数、滝壺を巡る黒い影はひっきりなしだ。足元が危ないので事故が起きないかとやや心配だが、イベントとしてはこれはもう大成功といえるだろう。なにより女性の心を掴んでいる。女性はこういう妖しく美しいものが大好きなのだ。清水の滝の名声はさらに広がり、地元の鯉料理屋さんもきっと大喜びのはずだ。
このイベントの成功の原因は、やはりテレビの露出に尽きるんじゃないのかな。なにしろNHKや民放のニュースで何度も紹介されたので、筆者もつい気になってしまったほどだ。何ごとも繰り返し宣伝することの効果は、かのゲッペルスも証明しているものなあ。人々の熱意と地道な努力の上に、クールな宣伝戦略が加われば、こうしたイベントは結構うまく行くということなのだろう。
行ってみたかったなぁ~。
ちょこちょこ帰省するのですが、事前の調査必要ですね。
私もあまり期待してなかったのですが、
えっ、これが清水?と思うほど美しい光景でした。
来年はぜひ!